加熱にかかる時間も58分から30分に短縮できた。

電気式ヒーターの導入以前はガスのバーナーで暖めていた。鋳造工場では一般的な方法だが、炎であぶるために取り鍋のふたは開けっ放しで、熱が逃げて効率が悪い。

http://y-watch.net/member/bcvbngh/ https://sns.beamie.jp/?m=pc&a=page_f_home&target_c_member_id=92470 工場の気温が高くなり労働環境が悪化する要因の一つにもなっていた。これに対し電気式ヒーターでは取り鍋にふたをしたまま暖められる。

 従来式では使ったエネルギーの8%しか活用できておらず、48・8%が開口部から逃げた。電気式では70%を取り鍋の加熱に使え、開口部からの放熱は2・8%に抑えた。単純計算で実に9分の1近い省エネになる。加熱にかかる時間も58分から30分に短縮できた。

http://ja.mangareborn.jp/users/14872 https://www.eniblo.com/bcvbngh 第2素材課の中尾和浩マネージャーは「3年前から“涼しい鋳物工場”を目指して改善活動を続けてきた。夏場40度C近くあったのを30度Cちょっとまで下げてきたが、その施策の一つがこのヒーター」と話す。

 バーナーでは安全のため担当者がつきっきりでいる必要があったのが、不要になったのも大きい。